ちゃぶ台を見直す

博多の「よりあい」を見学させていただいて、特に印象に残ったことのひとつが空間活用のうまさです。

村瀬孝生さんが著書に、「日本という国は腰から下の空間の使い方が豊かである」というような事を書いておられました。「よりあい」の建物はたしかに空間の使い方が巧みで、とくに「ちゃぶ台」がとても効果的な役割を果たしていました。

丸い「ちゃぶ台」には上座も下座もありません。偉い人もそうでない人も、ちゃぶ台を囲めばひとつの輪の中。腰を下ろすだけでなんだかやさしい気持ちになれます。「食べる」ということが生活の中心になります。
まさに日本版のスローライフを表しているような気がしませんか。

いままで「いくのさん家」は、「正しいイス」と「正しいテーブル」がある暮らしが「正しい介護の場」であるように思っていました。「よりあい」を見たことで、机とイスの空間が、「介護する人」「される人」であるような気がしてきました。
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「ちゃぶ台」といえば星一徹ですが、星家の「ちゃぶ台」は四角のようです。丸だったらよかったのに(笑)
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by ikunosange | 2009-08-25 19:38 | 日々思うこと
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