20代とケアマネ

20代でケアマネの資格をとっても、資格を活用しない人がとても多いですね。
「とりあえず取ったけど、実際のケアマネにはなりたくない」という話をよく聴きます。

なんで?と訊くと、「大変そうだから」とか「事務仕事が多いから」とか「責任が重いから」という答えがよく返ってきます。

たしかにケアマネの仕事は大変です。ご家族の思いとご本人の思いが食い違ったり、よその事業所にミスで迷惑をかけることもあるし、どでかい苦情に発展して辛いことも。

しかし、やっぱり自分でケースを動かしている、という気持ちは他に代え難いものがあります。
相手がたとえお医者さんでも、利用者さんの立場に立てる強みは大きいものがあります。
大変なお仕事だけど、尊敬できる仕事をしている人は見ていてとてもカッコいい。

20代でケアマネの資格が取れることはいいことなのだろうかと思う事があります。
いや、別に20代のケアマネがどうとか、そういうわけではなくて。
20代で、自分よりも年齢の大きな人たちと丁々発止渉り合ったり、家庭のドロドロした問題に向き合うなんてはたしてできるのか。
そのことが実は一番、「とりあえず資格は取ったけど・・・私には無理だ」につながっているように思うのです。

はっきりいって20代でケアマネをしていくには、相当コミュニケーション能力が高くないと困難だと思います。しかも、そういう能力は自分で実地で身につけるものであって、他人から知識で教わるスキルの類ではないのだから始末がわるい。

だから20代ではだめ、ではなくて、それだけ大変な業務とわかった上で、その道の職人(マイスター)をじっくりと育てていけるようなシステムがつくれないのかなあ。

うちの理事長がよく言います。
「いま必要なのは、家庭訪問と相談支援が両方できる人材。」
その人材を時間をかけて育成できる場が、うちの職場に求められているのです。
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by ikunosange | 2010-02-02 18:46 | 日々思うこと
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