<   2009年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ちゃぶ台を見直す

博多の「よりあい」を見学させていただいて、特に印象に残ったことのひとつが空間活用のうまさです。

村瀬孝生さんが著書に、「日本という国は腰から下の空間の使い方が豊かである」というような事を書いておられました。「よりあい」の建物はたしかに空間の使い方が巧みで、とくに「ちゃぶ台」がとても効果的な役割を果たしていました。

丸い「ちゃぶ台」には上座も下座もありません。偉い人もそうでない人も、ちゃぶ台を囲めばひとつの輪の中。腰を下ろすだけでなんだかやさしい気持ちになれます。「食べる」ということが生活の中心になります。
まさに日本版のスローライフを表しているような気がしませんか。

いままで「いくのさん家」は、「正しいイス」と「正しいテーブル」がある暮らしが「正しい介護の場」であるように思っていました。「よりあい」を見たことで、机とイスの空間が、「介護する人」「される人」であるような気がしてきました。
a0129078_19373151.gif



「ちゃぶ台」といえば星一徹ですが、星家の「ちゃぶ台」は四角のようです。丸だったらよかったのに(笑)
[PR]
by ikunosange | 2009-08-25 19:38 | 日々思うこと

ぽすと

智頭の板井原集落で以前「野土花」という古民家カフェをしていた澤田直見さんが、この4月から、同じ智頭の早瀬というところにある元郵便局の建物をつかってカフェとギャラリーを始められました!!!
「野土」は「野土」に変わり、今は別の方が経営をしておられ、そちらも素敵ですが、私は澤田さんの独特の世界に興味があって、いつ再開してくれるのかと首を長くして待っていました。
新しいお店の名前は「野原のCAFE ぽすと」。
期待通りの素晴らしいお店ですYOOOOO!!!
古びた郵便局の建物の良さ+澤田さんの世界が絶妙の空間を演出しています。
鳥取から行くと少し遠いですが、一度は訪れる価値は保証します。ぜひとも訪れてみてください。

場所 智頭町早瀬271-3
電話 (0858)78-0300
営業日は土・日・月のみ
営業時間は朝11時頃~日暮れまで

澤田さんのHP
http://www.nohara-29.com/
[PR]
by ikunosange | 2009-08-24 11:33 | 日々思うこと

「認知」が入る

先日とある専門職と、あるお年寄りのことでお話をしていた折のこと。
その人が何度も「認知が入って」を連発されたので違和感を感じました。

「認知が入る」というのは、要するにそのお年寄りが「認知症になった」ということなのですが、認知症というものを、あたかもそれまで正常だったのに、突然そうなってしまったかのように、スイッチの切り替えでも起こったかのように、突然悪い虫がくっついてきたかのような比喩のように聞こえて、なんだか不思議な気持ちになりました。

だいいち、「認知」「認知」って気どって縮めてみんなよな。
専門家ぶる人にかぎってそういう言葉づかいをする人がいるけど、正直かっこ悪いと思う。

「認知」なんて言葉でなく、ナマの本人と向き合うこと。
所詮言葉なんてものは、あとから言い訳のようについてくるもの。

 
[PR]
by ikunosange | 2009-08-20 19:20 | 日々思うこと

現代リーダー論

現代最高のオーケストラ、ベルリン・フィルのブラームスの交響曲の新しいCDが出ましたので早速買いました。指揮者は音楽監督のサイモン・ラトル。落語家でいえば、新作ばかりする真打がやっと古典を取り上げてくれた、といった感じです。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3622155

さて演奏ですが、うーん、と唸りました。指揮者の個性、というよりはオーケストラの個性が前面に出た演奏です。ラトルという指揮者の方法論の個性といえばそうなのかもしれませんが。

これまでの音楽監督、たとえばフルトヴェングラーは会社でいうと伝説のカリスマ創業者。
カラヤンはビジネスライクでスマートな経営方針の独裁者。ただし晩年は社員の猛反発で引退。アバドは経営の民主化に努めたが、リーダーシップを疑われ、ストレスと過労で辞任。
さてラトルといえば?

ベルリン・フィルの歴代音楽監督の演奏方針は、そのまま時代の空気を表していて面白いです。このオーケストラは奏者ひとりずつがソリスト級のスターぞろい。荒馬だらけのこのオケを自分色に染められるほどのカリスマはラトルにはないし、必要ともされていない。ならば奏者ひとりずつの技巧を最高度に発揮できる演奏にすればよい、と考えたのかもしれません。

というわけでこのブラームス、ある意味凄い演奏です。最近流行っているパズル分析系の演奏とは違い、奏者の自主性に任せた結果、お互いの音をあまり聴き合うことのない、やかましい(失礼)演奏です。映像で見るとラトルは強制せず、むしろ煽るような指揮をしています。
ライブだからかもしれません。これがスタジオ録音だったらまた結果は違ったかも。

もしカラヤンとチェリビダッケが生きていて、客席でこの演奏を聴いたらどんな感想を述べたか訊いてみたいものです。
カラヤン「フレーズはもっとレガートでつながないと美しくないぞ」
チェリビダッケ「これではまるで水田に落ちた戦車を引き上げる音だ」

なんて。
[PR]
by ikunosange | 2009-08-06 09:41 | 日々思うこと

自販機萌え

久しぶりに暑くなりそうですね。ようやく雲の形が夏らしくなってきました。
鳥取市河原町の西田農園を皆さんご存知ですか?
http://www.shokokai.or.jp/houki/31/3120120073/index.htm

昭和の雰囲気そのままの自販機がたくさん置いてあるドライブインです。熱いうどんが出てきたり、いなり寿司が売ってあったりと、ハイテクとは別の、昭和のメカを堪能できる空間です。
ああいう自販機に「萌え」を感じる私ですが、世間はさすがに広い。
こんなDVDを発見しました。
30代以上には懐かしいNHK番組「できるかな」のノッポさんこと高見のっぽさんが出演し、
昭和の自販機について熱く語っているようです。

http://www.keibunsha-books.com/cgibin/hotcake04.pl?SeihinName=%83m%83b%83%7c%82%b3%82%f1%82%c6%8ds%82%ad%8f%ba%98a%82%cc%83X%83L%83%7d%92T%96K%81%40%8e%a9%94%cc%8b%40%95%d2
[PR]
by ikunosange | 2009-08-03 12:20 | 日々思うこと